おふろやさん日和2

番組紹介

素敵な銭湯で「ほっ」と、ひと息。 キュートな若手女優を主演に銭湯とその街を巡る 一話完結の艶やか情報ドラマ 全12話。第2シーズンが登場。

キュートな若手女優6名が、銭湯とその街をめぐる、大人気艷やか情報ドラマ。第2シーズン全12話が登場。それぞれ異なる役柄を好演し、銭湯の特徴やこだわり、歴史を紹介しながら、街探訪とグルメも味わうドラマが展開します。
注目の銭湯は、東京都浴場組合公認の「銭湯ライター」で目利きの”銭湯OLやすこ”さんが、ファーストシーズンに続きコーディネート。
やすこさんによる「おふろやさんで小話」や、女優たちの声がおふろで美しく響く「文学朗読コーナー」も必見です。

作品情報

監督:田尻裕司
脚本:中野太、いまおかしんじ、櫻井千穂、樋山貴亮、萩尾悠、鈴木理恵、山本甲斐
協賛:おぼろタオル公式ページはコチラ>>

主題歌
◆オープニング『さよならDay Dream』
歌:七海陽真凜 作詞/作曲/編曲:中山英司

◆エンディング『風にのって』
歌:七海陽真凜 作詞:七海陽真凜 作曲/編曲:谷口秀太

製作:㈱ヒューマックスコミュニケーションズ/制作:冒険王㈱
制作年:2019年/収録:全12話

銭湯コーディネーター

  •  銭湯OLやすこ

    銭湯OLやすこ

    銭湯好きが高じ、東京をはじめ全国(特に北海道・東北)の銭湯を訪れた記録や銭湯にまつわる活動を記したブログを運営中。銭湯に関するイベントの企画や運営、お手伝いも行う。現在、東京都浴場組合公認ライター、札幌銭湯公認ライターとしても活動中。
    ブログ→https://blog.goo.ne.jp/sentou-yasuko
    Twitter→@sento_olyasuko

第1話『人と文化が交差する銭湯~改良湯~』

銭湯のある街 渋谷:主演 日比美思


島村みお(20)は、銭湯と街巡りが好きな大学生。渋谷にある「改良湯」を目指し、街を歩いていると、みおは今まで知らなかった渋谷の一面を発見。歴史と触れあいながら行くと、突如現れるクジラの絵の大きさにびっくり。なんとそれは銭湯の外壁だった。一見すると銭湯に見えない暖簾をくぐると、スタイリッシュで落ち着く空間が広がっていた。

「改良湯」

1916年創業の超老舗銭湯。2018年12月、デザイナーズ銭湯にリニューアルオープン。黒と白のシンプルな入口の暖簾をくぐると、スタイリッシュな空間が広がる。ロゴもおしゃれ。シックな雰囲気の浴室には、ペインティングユニットGravityfreeが描いたペンキ絵がある。渋谷の今と昔を1枚にしたダイナミックな絵が男湯と女湯にまたがっており、壮観。湯船は大きな炭酸泉風呂、中温風呂、水風呂がある。お湯は肌に優しい軟水を全てに使用。遠赤外線サウナも備える。浴室内は間接照明のみで、ゆったり落ち着けて心地よい。女性目線の細やかな気配りがいたる所に感じられる。お店の外壁に描かれた巨大なクジラの絵が目印。

第2話『優雅なる銭湯〜タカラ湯〜』

銭湯のある街 北千住:主演 岸明日香

瀬波あかり(26)は、中学校で非常勤の美術講師をしている。思春期の生徒相手で溜まりつつあるストレスは、趣味の街歩きで発散。浮世絵で興味を持った北千住で、江戸文化や街の歴史を感じながら歩いていると、立派な宮造りの銭湯「タカラ湯」を発見。威風堂々の佇まいをみて、美術講師としては興味津津。さっそく暖簾をくぐり、優雅で粋な時間を堪能する。

「タカラ湯」

昭和13年築、二段構えの千鳥破風を持つ立派な宮造り建築の銭湯。建物の入り口上部には、細かい細工が施された七福神の彫刻も飾られている。格天井の天井は高く、床はピカピカ。タカラ湯自慢、男湯にある縁側からは、四季折々の花が楽しめる日本庭園を眺めることができ、石燈篭や立派な錦鯉が泳ぐ池もある。水曜日は入れ替えで女湯になる。また、フロント奥の縁側にはテーブルと椅子があり、湯あがりに家族で楽しめる。浴室は広々とした湯船で、お風呂の種類も豊富。人気の薬湯のほか、気泡風呂、座風呂、バイブラ風呂、赤外線風呂、超音波風呂、電気風呂、水風呂、ゲルマニューム風呂などがあり、季節に合わせてバスクリン風呂、ハーブ湯も楽しめる。男湯と女湯には中島盛夫絵師による富士山のペンキ絵がある。

第3話『手作りほっこり銭湯〜なみのゆ〜』

銭湯のある街 高円寺:主演 忍野さら

熊谷希(25)は、同人誌で漫画を描いている派遣社員。最近、漫画の創作がスランプ気味なので気分転換がてら高円寺に聖地巡礼へ。可愛いお店も見つけ、笑顔が戻る。そして鯉のぼりの絵がある銭湯「なみのゆ」に出会う。ウォーキングプールがあったり、モダンなペンキ絵があったり、手作りのぬくもりを感じたり、癒しのお湯で回復パワーをもらう。

「なみのゆ」

都内の銭湯では初めての試み、ウォーキングプールがある銭湯。浴室で使われる水は全て、地下から汲んだ天然アルカリ水を使用。肌にやさしく、アトピーなどの敏感肌、乾燥肌の方などにおすすめ。浴室には丸山清人絵師と中島盛夫絵師が描いたペンキ絵、水平線が4本もある海風景に赤富士と型破りなデザイン。浴槽はへそ湯、ジェットバス、立ち湯があり、カーテンで仕切れる個室シャワーもある。お湯に浸かりながら新聞の切り抜きが読める「湯船のひまつぶし」も人気。日曜朝湯ではオリジナルブレンドコーヒーのサービスや、佐渡コシヒカリの手作りおにぎりも販売。シンボルの煙突には4月から5月まで鯉のぼりが30余も泳ぐ。季節ごとに様々な産直品が並ぶのも楽しみ。

第4話『癒しの楽園銭湯~ひだまりの泉 萩の湯〜』

銭湯のある街 鶯谷:主演藤木由貴

永野瑞稀(28)は、漠然とした日々を送る会社員。昔からの夢だった料理人を目指してみようかと専門学校の説明会へ。しかし、なんだかモヤモヤした気分。そこで銭湯を探すことに。正岡子規が住んでいた鴬谷で俳句を巡りながら、「ひだまりの泉 萩の湯」へ辿り着く。広い空間と充実したお風呂、心も体も心機一転できそうな場所だった。

「ひだまりの泉 萩の湯」

2017年5月、リニューアルオープン。1階玄関では田中みずき絵師が描いた黄金の襖風ペンキ絵がお出迎え、3階の男湯、4階の女湯ともに都内最大級の規模と設備を備え、2階には広々としたメニュー豊富な食事処「こもれび」もある。光マイクロバブル湯、炭酸泉風呂、露天岩風呂、電気風呂、ジェット風呂、水風呂、ドライサウナがあるほか、女湯には塩サウナと軟水風呂、男湯には高温風呂と大きな水風呂を備える。田中みずき絵師が描いたペンキ絵が浴室も彩る、女湯にはピンク色の富士山、男湯には富士山ではなく、ペンキ絵では珍しい金色を使った日本画風の絵。広い空間と広い湯船、そしてのんびりできる食事処、家族みんなで楽しめる。

第5話『狸が見守る銭湯~浅間湯〜』

銭湯のある街 江古田:主演 紺野栞

古田浅子(25)は、彼氏と同棲2年目の会社員。最近、彼氏がだらしなく、家事の分担もめちゃくちゃで、とうとうキレて家を飛び出す。当てもなく辿りついた江古田で美味しいお店を見つける。彼氏のことを気にしながらも、街散策を楽しんでいると、大きな狸の置物がある銭湯「浅間湯」にめぐりあう。ピリピリしていた心が、柔らかなお湯によって和んでゆく。

「浅間湯」

江古田駅前にて1927年以来親しまれてきた銭湯。玄関前の狸の置物がシンボル。昔使っていた煙突がオブジェで残っている。銭湯横にあるコインランドリーはリノベーションしてオープンカフェっぽく、ロゴもおしゃれ。浴室には男湯と女湯にまたがるダイナミックなモザイクタイル画、「家族愛」をテーマにしており、カラフルで神秘的。ミネラルたっぷり麦飯石(ばくはんせき)風呂が人気、ほかにも超音波風呂、赤外線風呂、バイブラ、水風呂、コンフォートサウナあり。地下水の鉄分が多いため、体がよく温まり、湯冷めしにくい。湯あがりにくつろげるロビーには本物の狸の剥製が手ぬぐいと桶を持っていて、可愛らしい。

第6話『下町のエンタメ銭湯~黒湯天然温泉nu-land~』

銭湯のある街 雑色:主演 和地つかさ

高城そら(25)は、結婚を機に仕事を辞め、地元を離れることに。そこで、あらためて生まれ育った雑色の街の思い出巡りへ。子供の頃を懐かしみながら歩いていると同級生とバッタリ。その後、家族でよく通っていた銭湯「黒湯天然温泉nu-land」へ。黒湯の露天風呂で、母親との思い出がよみがえり、感慨深くなるが、優しいお湯で幸せを感じるのだった。特別共演:海音

「黒湯天然温泉nu-land」

1階にお風呂、2階に大宴会場やリラクゼーション施設、地下1階には駐車場とコインランドリーがある大型エンタメ系ビル型銭湯。種類豊富なお風呂の数々、黒湯温泉大風呂(効能たくさん天然温泉) 、ガス遠赤外線サウナ(新陳代謝を促進) 、水風呂(サウナの効果を高める) 、ミクロバイブラバス(泡の力でマッサージ)、電気風呂(適度の刺激で疲労回復) 、ジェットバス(エステ効果のジェット水流) 、寝風呂(超音波で全身マッサージ) 、露天風呂(屋外でリラクゼーション)がある。ロビーにはマッサージチェアがあり、さらに2階にはマッサージルームも。テレビルームでは飲食もでき、湯あがりは思う存分リラックスできる。ダンスショーやライブなど様々なイベントを開催。

第7話『露天岩風呂の銭湯〜のぼり湯~』

銭湯のある街 武蔵境:主演 日比美思

境信子(20)は、真面目な文学好きの大学生。自分が決めたルールに従って生活している。そんなある日、国木田独歩「武蔵野」の文学散策をしていると、ふと気持ちの変化が…。道に迷い、たどり着いたのは銭湯「のぼり湯」。そこで、ダイナミックな露天岩風呂に浸かり、日差しと風を浴びて、今までに感じたことのなかった気持ちを得る。

「のぼり湯」

千鳥破風の屋根が残るシックな建物。室内は天窓からの自然光が心地よい。モダンで明るい浴室は広く、天井が高い。ジェット、バイブラ、浅湯の湯船がある。湯船のふちのやわらかな曲線が、ほっとする。満ち欠けする月をデザインした鏡もオシャレ。吹抜けの露天岩風呂にはダイナミックに岩が積み重なっていて、より非日常を味わえる。銭湯には珍しく露天風呂が男女境の中央にある。日曜や祝日には、様々な薬湯もある。家庭のリビングのようなロビーにはふかふかのソファー。落ち着いた配色が優しく、鏡の形や照明など、備品のデザインにもこだわりがある。店主が裏の畑で育てた、採れたて野菜がフロントで安く買える。

第8話『麦飯石の銭湯〜ゆートピア21~』

銭湯のある街 亀有:主演 岸明日香

高橋志穂(24)は、SNSにハマっているアパレルショップの店員。新たな発見を求め、休日は知らない地で街歩き。気になる先輩からの「いいね」がくるとテンションがUP。今回は亀有。さっそく商店街でSNS映えしそうなお店を発見。そして銭湯「ゆートピア21」を見つける。可愛いカッパのモザイクタイル画となめらかなお湯に包まれ、至福の時間を過ごす。

「ゆートピア21」

正面は改装されて近代的だが、その向こうに千鳥破風の屋根がある銭湯。天井は高く、開放感のある折上格天井。浴室には、男女で左右対称のカッパのカラフルなモザイクタイル画が壁全面に施され、壮観。井戸水をセラミックで浄化しているので、刺激が少なく、温度が高くても体感温度が低く感じて入りやすい。ジェット座風呂、水枕付寝風呂、水風呂、薬湯の瑞恵泉がある。ミネラル豊富な「麦飯石(ばくはんせき)風呂」も人気。駅前の商店街にあり、買い物帰りや、勤め帰りに、ひとっ風呂浴びるのに最適。平成5年に「富士見湯」から、「21世紀に向けてがんばろう!」という想いを込めて「ゆートピア21」に改名。

第9話『銭湯って寺小屋である~湯処じんのび〜』

銭湯のある街 大師前:主演 忍野さら

倉田里美(22)は、入社2年目の会社員。仕事でのミスが続き落ち込んでいる。家族にも災難が続いており、代表して西新井大師へお参り。おばあちゃんからの手紙に導かれ、銭湯「湯処じんのび」に入って行くと、壁に様々なメッセージが。バラエティ豊かなお風呂に浸かり、くよくよしていた気持ちも晴れていった。

「湯処じんのび」

「じんのび」とは石川県奥能登地方の方言で「ゆっくり、のんびり、くつろぎ」のこと。1階はコインランドリー、2階が銭湯、3階はカラオケルームになっているビル型銭湯。あちこちに店主のこだわりや案内がはられている。そして猫好きにはたまらない番台猫のいる銭湯。東の湯と西の湯があり、男湯と女湯は週替わりで入れ替え制。幼児用のメルヘンバスや歩行浴の散歩風呂など、バラエティ豊か。北海道二股温泉の湯の華の原石を使用した浴槽は炭酸カルシウムをたくさん含み、体がよく温まる。他に露天風呂、電気風呂、サウナ、水風呂もある。フロント横には休憩所があり、軽食が楽しめ、ゆっくりくつろげる。

第10話『和モダンな銭湯~イーストランド〜』

銭湯のある街 篠崎:主演 藤木由貴

辻原美里(27)は、念願叶ってウェブデザイン会社に転職。新しい会社のある篠崎の街を知るため、散策に来た。地元産の小松菜スムージーや伝統ある風鈴作りにウキウキ。さらに銭湯「イーストランド」を見つけ気分上々。壁や湯船に施された木のぬくもりを感じながら、広々とした浴槽でまったり。くつろぎのお気に入りの場所を見つける。

「イーストランド」

2015年、25年ぶりにリニューアルし、現代式のデザイナーズ銭湯に生まれ変わる。駐車場が広いので、ドライブがてらにふらっと立ち寄れる銭湯。スロープあり。リビングのような休憩スペースでお風呂上がりはのんびりできる。脱衣所は天井が高く広々。浴室も天井が高く奥行きがあるので、開放感抜群。広い浴槽が中央に配置され、全てに軟水を使用。湯船のフチはヒノキ、その他各所に木のぬくもりが感じられ心地よい。岩風呂の露天風呂(女湯の岩風呂は半露天風呂)があり、他にも高濃度人工炭酸泉、水風呂、座風呂、ボディマッサージ風呂、最新型電気風呂、遠赤外線サウナあり。水風呂は別空間に仕切られており、和モダンなタイルと揺らぐ照明の光で神秘的。柱に施された海のモザイクタイル画もおしゃれ。

第11話『天然地下水の銭湯〜殿上湯~』

銭湯のある街 駒込:主演 紺野 栞

湯山このみ(21)は、パン屋さんになる事を夢見る大学生。卒業したらバイト先のパン屋さんで修業したいと思っているが、親になかなか言い出せないでいる。そんな時ふと降り立った駒込の街で発見したお店や名所で、こだわりの仕事ぶりを感じたあと、たどり着いた銭湯「殿上湯」では、こだわりのお湯が体を芯から温めてくれて、気持ちも体もシャキッとさせてくれた。

「殿上湯」

2010年にリニューアル、居心地の良い空間へ。大きな窓からの光が心地よい。地下135mから汲み上げている天然水を使用し、備長炭風呂を提供。飲料水としても使っている水のため、質が良くお湯のあたりも柔らか。冷えた天然水のサーバーがあり、無料で飲める。田中みずき絵師による富士山のペンキ絵が男湯と女湯に大きくまたがっていて圧倒される。熱め、ぬるめ、水風呂の浴槽があり、季節に合わせてこまめに温度設定をしている。屋号を入れた桶を昔から使用するこだわり。脱衣所天井にあしらわれた歴史を感じさせる装飾は、リニューアルの際に変えずに昔の姿のまま。また、イベントスペースとしての貸し出しにも積極的。

第12話(終)『薪で沸かす銭湯~黄金湯~』

銭湯のある街 錦糸町:主演 和地つかさ

錦野風子(26)は、仕事を辞めた。風の吹くまま気の向くまま、財布に入っているお金で楽しめることを探そうと、錦糸町を街ぶら。大好きな牛乳を飲みながら、次々に楽しみを見つけていく風子。路地裏で銭湯「黄金湯」を見つける。美しいサンセット調のモザイクタイル画と薪で沸かしたお湯が、するすると煩わしいことを忘れさせてくれた。

「黄金湯」

錦糸町駅や商業施設、公園から近いビル型銭湯。ビル型だが天井が高い。昔から変わらず、薪で沸かしたお湯を使用する貴重な銭湯。通常のガス等で温められたお湯よりも柔らかく仕上がり、まるで温泉のようにお肌への刺激が緩やか。これは、木炭を熱することで発生する遠赤外線が水の分子の塊を小さくするため。そして水は、井戸から汲み上げる天然の地下水を使用。水道水に比べ、天然ミネラルが豊富で優しい肌触り。じっくりお湯を堪能できる。男女の浴室にはグラデーションが美しい、サンセットの海のモザイクタイル画。壁面のタイル模様も可愛い。スタッフのアイデアでレコード市など様々なイベントも催され、年代を問わず楽しめる銭湯。